沖縄大学 履修ハンドブック
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人文学部―人文学部理念― 人文学部は、「地域に根ざし、地域に学び、地域と共に生きる開かれた大学」という本学の理念に則って、次のような人材を育成することを教育目標として1999年4月に開設されました。 (1)地域(沖縄)―日本―世界の平和と福祉の発展に貢献できる創造性ゆたかな人材 (2)実践的語学力を身につけ、幅広く異文化を理解し国際社会で活躍できる人材 (3)社会に対する深い問題意識を持ち、広く地域社会の発展に貢献できる人材 (4)自ら積極的に知識を吸収し、柔軟な思考力で問題解決に立ち向かう人材 このような教育目標を実現させるために、国際コミュニケーション学科と福祉文化学科の両学科では共に協力をしつつ、教育課程(カリキュラム)を編成し、具体的な教育実践に取り組んできました。 また、2007年度に人文学部にこども文化学科を設置しました。この学科は「地域社会を深く理解しながら、子どもに関する本質的問題を学問的に考究する」ことを教育理念として、「地域社会のニーズに応えられる小学校教員の養成」を第一の目標とした教育を展開してきました。2010年度には初めての卒業生を送り出し、教員採用試験で合格者を出すという実績も示してきました。 この間、2008年度には本学は開学50周年を迎えて、新たに「地域共創、未来共創の大学へ」という理念を掲げたのに伴い、人文学部においても「地域と共に未来を創造する」教育実践に取り組んできました。それが具体的には、3学科のカリキュラム改革という形になってきています。2012年度からは、国際コミュニケーション学科は4コース制となり、また福祉文化学科に社会福祉専攻と健康スポーツ福祉専攻という2つの専攻を置くことになりました。 このように、人文学部ではたゆまぬ努力を傾注して教育改革に取り組んできましたが、不断の改革こそが、上述のような学部の理念を具体的に保証するものと言えるでしょう。人文学部

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